消費税とはどんな税でどんなことに使われるのか?
消費税とはどんな税でどんなことに使われるのか?
- 消費税とは?
- 消費税はなぜ必要なのか?
- 国民が納得する消費税とは?
消費税は昭和最後の年に法律が可決して平成とともに始まりました。
3%から始まり、5%、8%と上がり2019年10月に10%に上がりました。
1.消費税とは?
消費税とは、商品を買ったりサービスを受けたりしたときに、その価格に対して決まった何%かを購入者である消費者が負担する税金。
消費税が初めて導入された国はフランスである。
日本では1988年に当時の竹下登内閣で税率を3%とする消費税法が成立。
その後、1997年に税率5%、2014年4月から8%になりました。
現在消費税の10%は7.8%の国税と2.2%の地方消費税になっています。
国税7.8%の使い道は(基礎年金)、(高齢者医療)、(介護)、(子供・子育て支援)の4種類。
海外では、欧州諸国の消費税率が高い。
「日本と諸外国消費税率」
日本10%
スウェーデン25%
ノルウェー25%
オランダ21%
英国20%
フランス20%
オーストリア20%
ニュージーランド15%
中国13%
韓国10%
インドネシア10%
2.消費税はなぜ必要なのか?
なぜ消費税が必要なのかといえば、借金を少しでも返済するためのお金が必要だからです。
日本はたくさんの借金を抱えていて、その額は1100兆円を超えています。
この状態が続けば今の子供世代が大人になったときに、さらに国の借金は膨れあがってしまいます。
そこで注目されたのが消費税です。
所得税や法人税は景気に左右されますが、消費税は税率を上げると確実に税収が増えます。
3.国民が納得する消費税とは?
日本は消費税を8%に引き上げたあと、2015年10月に10%に税率を上げる予定でしたが、2014年11月、安倍政権は景気が回復していないと判断して2017年4月へ1年半延期することを決断し、2016年6月、安倍政権は景気や選挙などの理由から、増税を2年半延長して2019年10月から実施に踏み切りました。
政府は2兆円規模の経済対策としてキャッシュレス・ポイント還元事業とプレミアム付き商品券の発行を実施。
また軽減税率を導入して飲食料品や新聞は8%に税率を据え置いたことで、増税による消費の冷え込みは抑えることができました。