サランヘヨブログ

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「客主~商売の神~」天涯孤独な商人が朝鮮一の巨匠に昇りつめるまで

 

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天涯孤独な商人が朝鮮一の巨匠に昇りつめるまでを描いている客主~商売の神~の詳細は?

 

2015年9月~2016年2月(全41話)

  1.  あらすじ
  2. 見どころ
  3. 気になるキーワード
  4. ミニ話

 

(あらすじ)

 

朝鮮時代後期、開城のチョン家客主チョン・オス達は行商の旅を続けていました。

 

しかし、アヘン密売の濡れ衣を着せられて、オスは命を落としてしまいます。

 

娘のソレは父を陥れた両替客主キム・ハクチュンへの復讐心を抱いて姿を消し、弟のボンサムは天涯孤独の身となります。

 

十数年後、ボンサムは牛商人のソンジュンと出会って商いについて学びます。

 

一方で、ボンサムの幼なじみだったキル・ソゲもまた朝鮮最大の巨商であるユギジョン大行首シン・ソクチュの下、商人として頭角を現していく。

 

ソゲはオスの後継者に指名されていたが、父の死を機にすべてを捨てて「大行首になれ」との遺言に従って生きることを選びました。

 

人々の心を掴み、やがて商団を率いるボンサムでしたが、その前には常にソゲが立ちはだかります。

 

1979年から4年の歳月をかけて韓国の新聞に連載されたキム・ジュヨンの大河小説「客主」をドラマ化しました。

 

朝鮮一の巨商を目指す男の波乱に満ちた半生を描いています。

 

主演はチャン・ヒョク

 

徐々に商才を発揮して、不屈の精神でのし上がっていく主人公のチョン・ボンサム役を熱演しています。

 

宿敵となるキル・ソゲにはユ・オソンが権力欲に取りつかれてしまった非情な野心家を迫力たっぷりに演じています。

 

成功のためには手段を選ばないソゲとは対照的に、人として正しい生き方を貫くボンサムは、人々の信頼を得て大きく成長していく。

 

また、心を通わせながらも別れを迫られるチョ・ソリン、ボンサムを運命の男と信じて執着するメウォルとの三角関係も展開します。

 

商道を歩む主人公のサクセスストーリーを軸に、切ないロマンスや復讐など、様々な要素を盛り込んだ本格時代劇である。

 

(見どころ)

 

客主には波乱のサクセスストーリーがあります。

 

ボンサムは、けっして利益を求めるのではなく、共存共栄を訴えました。

 

商人である前に1人の人間である、その信念が次第に周囲を巻き込んでいきます。

 

そこに立ちはだかるのは、幼なじみで兄と慕ってきたキル・ソゲ。

 

再会したソゲは金の亡者に変わってしまい、事あることにボンサムを陥れ、命さえ奪おうとします。

 

「商人は荷物と一緒に家族を背負っている」と語っているボンサムと「金を儲けることに人情など必要ない」と言い捨てるソゲ。

 

2人の対決が最大のポイントである。

 

既特権益を守ろうとする大商人達も大きな壁になり、ボンサムは苦難の道を強いられます。

 

恋愛面では切なすぎる三角関係があります。

 

ボンサムと出会って愛を育むチョ・ソリン。

 

ところが彼女はユギジョンの大行首シン・ソクチュに身売りされる運命にありました。

 

ソリンはポンサムの子を身ごもっていましたがソクチュの後妻となります。

 

引き裂かれる2人の愛の行方はどうなるのか?

 

一方、ボンサムを運命の男と信じるメウォルはソリンに嫉妬心を燃やして悪女の顔を見せます。

 

しかし、何度もボンサムの危ない所を救う事実もあるので、その愛は一途である。

 

また物語前半の見所のひとつが、ボンサムの生き別れた姉のチョン・ソレの復讐劇。

 

ソレはソゲの許嫁でもありましたが、父の仇を討つために病に倒れたボンサムのもとを去り、妓女となる。

 

そして、父を死に追いやった両替客主のキム・ハクチュンに近づきます。

 

その一方、ボンサムは18年ぶりに再会を果たしますがボンサムは姉とは気付かない。

 

ソレの復讐、姉弟の再会が見所。

 

(気になるキーワード)

 

「客主」とは?

 

朝鮮時代の商業機関のひとつ。

 

商人を相手に商いの代行・宿泊・金融・運送などをおこなった。

 

「ユギジョン」とは?

 

朝鮮時代、独占的商業権を与えられていた御用商店の総称。

 

絹・木綿・絹織物・麻布・紙・海産物の6品目を扱う。

 

朝廷に収める役割を担い、大きな権力をもつに至った。

 

(ミニ話)

 

父がボンサムの名に託した教えとは?

 

「ポンサム」という名前には、開城商人として3つのことを守るように!との父の教えが刻まれています。

 

物資の流通を絶やさず開拓する「ヨントン」、取引において信用を第一に考える「チョンシン」、客には常に謙虚に真心で接する「ヘンソン」。

 

ボンサムは、この教えを守り、人々の信頼を得ていきます。